４月１７日のこと　　２１０４１７

火曜日。月齢２４日。小潮。ベタ凪。

釣り場が荒れていた。昨日とぜんぜん感じが違っている。きっと、漁師が底引き網を引き回したに違いない。漁師はずるくはないか。われわれプレジャーボートが釣るのを遠くから見ていて、こらいけそうだとなったら、決まって翌朝早く網み入れして根こそぎ取ってしまう。そうなったら、あとはさっぱりわやだ。

釣り場を転々として終日悪戦苦闘。

カレイ３枚。キス５匹。アイナメ１本。

アイナメは３０．５センチあった。最近アイナメをほとんど見かけなくなって心配していたが、型を見て少し安心した。

退職後は、ほぼ毎日マリーナへ出勤し、沖へ出ている。

マリーナのおっさん（従業員）が、

「おたく、元気なもんでんなぁ、毎日毎日で疲れが出まへんか？」と言う。

「クタクタや。会社へ出勤する方がよっぽど楽や」と私。

毎日毎日カレイの刺身や煮付けを食っている。

今日はアイナメの刺身も食った。

庭に植えたアスパラがニョキニョキ出て来るもので、食うに忙しくてかなわん。

柿の木の若葉のテンプラが好物だ。高血圧には薬だそうな。これはまだ食ってない。

裏庭に植えたタラの木が伸びに伸びて新芽に手が届かなくなった。キャタツに登って摘まにゃならん。

向かいの藪の崖ッ縁に山桜の木が三本ある。只今満開。あの桜花もテンプラしたいが採ることが出来ない。観るだけである。

退職後である。

釣りから帰って、飯食ったら、後はなぁ〜んもすることがない。あれほど閑が出来たら読もうと思っていた本が不思議と読みたくもない。しかたがないから、パソコンの前に座って、これを書いているのである。